STORY


第一楽章
―謎提示編―  

それは90%の現実と9%の悪意。そして1%の約束が織り成す悲劇。
彼は何も知らなかった。だから悲劇を止められなかった。
彼女は全てを知ってしまった。だから死を決意しようとした。

理解なんて出来ません。だってあなたは何も知らないから。
推理なんて出来ません。だって誰も悪くなんてないから。
推測はご自由にどうぞ。それであなたの気が済むのなら。

無様に踊り狂うマリオネット達の狂宴をご堪能下さい。


〜糸の切れたマリオネット〜
マリオネットは自由を求めていました。

一人で何でもできると信じていました。

そしてその想いの末に、自ら糸を断ち切ってしまいます。

――なんて愚かなマリオネット。

糸に繋がれたままならば
絶望を知らずに済んだのに。

無様に足掻き続けるだけならば
幻想を抱いて生きられたのに。

――だけどもう、マリオネットは知ってしまった。

自分は何もできないのだと。

自由なんて、どこにも無いのだと。


第二楽章
―謎破壊編―  

抱きしめてHAPPY END。それが物語の本当の結末だった。
どのような運命を辿ろうとも、必ず訪れる彼女の死。
そしてその裏で語り続けられる操人形の戯曲。

理解なんて出来ません。だって誰もが騙されているから。
推理なんて出来ません。だって謎は全て破壊されるから。
推測はご自由にどうぞ。全て否定される覚悟があるのなら。

無様に堕ち逝くマリオネットの狂宴をご堪能下さい。


〜崩れ落ちたマリオネット〜
糸が切れたマリオネットに自由などありませんでした。

イスの上で壊れていくセカイを見つめるだけでした。

そしてその苦難の末に、自ら崩れ落ちてしまいます。

――なんて愚かなマリオネット。

その両の眼を不様に動かし、
かつて無くした物の行く末を見守る事が、

決して手に入れられぬ幸せを見続ける事が、
与えられた罰だったのに。

――だけどもう、マリオネットは耐え切れなかった。

不幸を映すだけの眼ならば、無い方がいいと。

手に入れられない幸せなど、知らない方がいいと。


第三楽章
―謎解明編―  

彼の為、そして彼女の為、"セカイ"は優しいウソをついた。
知らないという『罪』と、知るという『罰』。
その残酷な真実は、何も知らない彼を傷つけ、苦しめる。
――だが彼は立ち上がらなければならない。
力無きその手を、その足を、懸命に動かして。

理解なんて出来ません。だって自分は自分でしかないから。
推理なんて出来ません。だって完全なものなんて無いから。
推測はご自由にどうぞ。例えその先に待つのが悲劇でも、
それであなたの気が済むのなら。

無様にもがき進むマリオネットの狂宴をご堪能下さい。





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